SBI証券と楽天証券のつみたてNISAや投資信託を5つの項目で比較
人気の証券会社SBI証券と楽天証券を5つの項目で比較してみました。
今回は、投資信託を購入する際に基本となる4つの項目+「株も買ってみたい」という方のために株取引を加えた5つの項目で比較しています。
- 取扱商品数
- つみたてNISA
- クレカ積立
- ポイント投資
- 株取引
客観的な数字で両社を比較することで良いところ悪いところが見えてきて、「どちらが自分に合うか」もわかってくると思います。
SBI証券と楽天証券どちらでつみたてNISAを始めたり投資信託を買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
■このページの内容
SBI証券と楽天証券を5つの項目で比較しました
1.取扱商品数で比較 | ・取扱ファンド数 ・つみたてNISA本数 ・ノーロードの本数 など、取扱商品数で比較しました |
---|---|
2.つみたてNISAで比較 | ・つみたてNISAの本数 ・最低積立金額 ・設定できる積立頻度 など、つみたてNISAと積立投資で比較しました |
3.クレカ積立で比較 | ・クレカ積立ができるか ・還元率 ・貯まるポイント など、クレカ積立で比較しました |
4.ポイント投資で比較 | ・ポイント投資ができるか ・使えるポイント など、ポイント投資で比較しました |
5.株取引で比較 | ・株取引の手数料 ・ミニ株(1株ずつ買えるか) ・外国株の取扱 など、株取引で比較しました |
上記の5つの項目で、SBI証券と楽天証券を比較してみました。知りたい項目を押して飛べるようになっています。
1.取扱商品数で比較
比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
取扱ファンド数 | 2661 | 2629 |
つみたてNISA | 185 | 184 |
ノーロード本数 (購入時手数料無料) |
2661 | 2629 |
公式サイト | SBI証券 公式サイト | 楽天証券 公式サイト |
SBI証券と楽天証券の取扱商品数はほぼ同じです。
両社ともに競い合っているので、取扱商品に関しては差がないと言っていいでしょう。
どちらも全ての投資信託がノーロード(購入時手数料無料)です。
買いたい投資信託が決まっている場合は、公式サイトの投資信託検索で取扱があるか探してみましょう。
2.つみたてNISAで比較
比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
つみたてNISAの本数 | 185 | 184 |
最低積立金額 | 100円 | 100円 |
設定できる積立頻度 | 毎日/毎週/毎月 | 毎日/毎月 |
SBI証券と楽天証券のつみたてNISAや積立でも大きな違いがありません。SBI証券では毎日・毎月積立のほかに毎週積立ができるという部分に楽天証券との違いがあります。
3.クレカ積立で比較(ポイントが貯まる)
比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
クレカ積立ができるか | 〇 | 〇 |
使えるカード種類 | 三井住友カード | 楽天カード |
還元率 | 最大5%(※) | 最大1%(※) |
貯まるポイント | Vポイント | 楽天ポイント |
SBI証券と楽天証券のクレカ積立の違いは、SBI証券のクレカ積立は三井住友カードで還元率は基本0.5%、一部ゴールドカード等は1%、一部のプラチナカードは2%、プラチナプリファードは5%と、年会費のかかるカードの還元率が高くなっているため、該当のカードを持っている人にとっては非常に有利です。
ただ、クレカ積立できるのは月5万円まで(最大で年間60万円)なので1%で最大6000円分、0.5%との差額は3000円分。そのために年会費を払うとむしろマイナスなので、基本的にSBI証券のクレカ積立の還元率は0.5%、該当のゴールドやプラチナを持っている人は還元率が高いと考えていいでしょう。
楽天証券のクレカ積立は楽天カードで、還元率は最大1%。購入するファンドによって0.2%と還元率が異なります。
販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)以上のファンドは決済額の1%(100円につき1ポイント)、年率0.4%(税込)未満のファンドは決済額の0.2%(500円につき1ポイント)です。(楽天カードクレジット決済のポイント還元率)
例えば低コストで人気のeMAXIS Slimシリーズなどは代行手数料が安いので、楽天証券のクレカ積立での還元率は0.2%になります(SBI証券だと0.5%~)。
クレカ積立の還元率の高さを重視する人には1.1%還元のマネックス証券がおすすめです。
ポイント投資で比較(ポイントで投資)
比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
使えるポイント | Tポイント Pontaポイント Vポイント タカシマヤポイント |
楽天ポイント |
買えるもの | 投資信託 | 投資信託 日本株 外国株 バイナリーオプション |
ポイント投資でSBI証券と楽天証券を比較すると、SBI証券はTポイント、Pontaポイント、Vポイント、タカシマヤポイントと複数のポイントに対応しています。
1ポイント1円相当(タカシマヤポイントは1ポイント0.5円相当)で投資信託の金額指定買付で使えます。
楽天証券は楽天ポイントのみですが、投資信託以外に株や外国株の購入にも使えます。
ご自身の持っているポイントで選ぶとよいですね。
株取引で比較
比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
ミニ株の購入 (1株ずつ購入) |
〇 | × |
手数料(取引ごと) | 55円~ | 55円~ |
手数料無料(定額) | 1日100万円まで | 1日100万円まで |
25歳以下手数料無料 | 〇 | × |
外国株 | 9カ国取扱 | 6カ国取扱 |
サイトの使いやすさ | ★★★★ | ★★★★★ |
公式サイト | SBI証券 公式サイト | 楽天証券 公式サイト |
SBI証券と楽天証券を株取引で比較すると、大きな違いはミニ株が買えるか買えないか(1株~99株単位で買えるか、正確には単元未満株)です。
楽天証券は100株単位でしか買えないため、例えば株価1000円の株を買うならSBI証券なら1000円から、楽天証券だと10万円からの資金が必要になります。
100株単位での手数料は、1取引ごとに手数料が決まるプランの場合はSBI証券と楽天証券は同じです(競争しているため同じ金額になっています)。
1日の取引の合計金額で手数料が決まるプランの手数料は、SBI証券と楽天証券はともに1日100万円までは無料、100万円を超えるとSBI証券のほうが安くなります。手数料比較の詳細は証券会社の手数料比較表を参照してください。
25歳以下の場合はSBI証券では株取引の手数料が無料です(25歳以下は手数料無料の証券会社)。
SBI証券がおすすめなのはこんな人
こんな人にはSBI証券でつみたてNISAを始めたり投資信託を買うことをおすすめできます。
- 三井住友カードでクレカ積立をしたい人
- TポイントやPontaポイントでポイント投資をしたい人
- 1株ずつ(100株未満)で株も買いたい人
- 楽天証券の口座は持っているけど不満がある人
公式サイト
楽天証券がおすすめなのはこんな人
こんな人には楽天証券でつみたてNISAを始めたり投資信託を買うことをおすすめできます。
- 楽天経済圏の人
- 楽天カードでクレカ積立をしたい人
- 楽天ポイントでポイント投資をしたい人
- SBI証券の口座は持っているけど不満がある人
公式サイト
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は人気の証券会社「SBI証券」と「楽天証券」の違いを5つご紹介しました。